しっぽ 2005 8 17

 週末に、チャートブックで、日足チャートを見ていると、
日足に、しっぽが生えているのに、上昇を続ける銘柄が目立ちます(下の図)。
 一般的に、日足に「上ひげ」が出ると、上値が重いとか、天井を意味します。
 しかし、現実は、それでも、上昇を続けます。
これは、どういうことか。
おそらく、日計り売買の投資家が増えたことが原因でしょう。
 日計り売買とは、その日に買った株は、その日のうちに処分し、
翌日に持ち越さない売買です。
 だから、翌日に持ち越さないために、
午後2時過ぎから、処分売りが始まるのです。
そういうわけで、「上ひげ」ができるのです。
 しかし、こうした銘柄に対して、見放したわけではなく、
あくまでも、翌日に持ち越さないために処分売りをしたわけで、
銘柄自体に対する見方は、強気だったのかもしれません。
 そういうわけで、翌日は、「上ひげ」が長い日足なのに、
高値で始まり、その後も、上昇を続けるのです。
 昔は、こうした日計り売買は、証券会社のディーラーだけでしたが、
今は、個人投資家も、日計り売買になったのでしょうか。

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